図書カード:長崎の鐘

作品名: 長崎の鐘
作品名読み: ながさきのかね
著者名:
原 民喜 

この作品を今すぐ読む

作品データ

分類: NDC 914
作品について: この作品で取り上げられている、永井隆「長崎の鐘」は、こちら
文字遣い種別: 新字旧仮名
備考:

作家データ

分類: 著者
作家名: 原 民喜
作家名読み: はら たみき
ローマ字表記: Hara Tamiki
生年: 1905-11-15
没年: 1951-03-13
人物について: 被爆体験を作品に刻んだ、小説家、詩人。広島市生まれ。広島高等師範学校附属中学校時代から詩作を始め、慶應義塾大学文学部予科に進んで、山本健吉らと同人誌を発行。小説にも手を染める一方、左翼運動に関わる。慶應義塾大学文学部英文科に進学し、1932(昭和7)年卒業。翌年、佐々木基一の姉、永井貞恵と結婚。1935(昭和10)年、掌編小説集「焔」を自費出版。翌年8月、「三田文学」に「貂」を掲載。以降、同誌を中心に旺盛に作品を発表していく。1939(昭和14)年、妻の体調悪化。1942(昭和17)年1月、千葉県立船橋中学校に、英語教師として週三回勤務。1944(昭和19)年3月、同中学退職。9月、妻死去。翌年1月、千葉から広島市幟町の生家に疎開。8月6日、爆心地に近いこの家で、被爆する。広島の惨状を綴った「夏の花」をこの年のうちに書き上げる。当初、1946(昭和21)年1月の「近代文学」創刊号に発表を予定していた「夏の花」は、GHQの検閲を考慮して発表が見送られる。同年4月、上京。被爆体験と妻との別れをテーマとした作品を、優れぬ体調と貧窮の中で書き続ける。1947(昭和22)年、「三田文学」6月号に「夏の花」掲載。1951(昭和26)年3月13日、中央線、吉祥寺・西荻窪間で鉄道自殺。
wikipediaアイコン原民喜

底本データ

底本: 日本の原爆文学1 原民喜
出版社: ほるぷ出版
初版発行日: 1983(昭和58)年8月1日
入力に使用: 1983(昭和58)年8月1日初版第1刷

工作員データ

入力: ジェラスガイ
校正: 大野晋