作品名: | 海に生くる人々 |
作品名読み: | うみにいくるひとびと |
著者名: |
葉山 嘉樹 |
作品データ
分類: | NDC 913 |
作品について: | 舞台は第一次世界大戦当時、室蘭横浜航路の石炭運搬船内。苛酷な搾取や非人間的な扱いのもと、水夫たちは、徐々に階級意識に目覚め、ストライキを決行する。著者自身の経験に取材し、治安維持法違反で名古屋刑務所に服役中に執筆された、プロレタリア文学初期の代表作。 1926(大正15)年11月、改造社より発行。小林多喜二は、これを読んで『蟹工船』の執筆を決心したという。(大野 裕) |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: | この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫) |
作家データ
分類: | 著者 |
作家名: | 葉山 嘉樹 |
作家名読み: | はやま よしき |
ローマ字表記: | Hayama Yoshiki |
生年: | 1894-03-12 |
没年: | 1945-10-18 |
人物について: | 福岡県京都郡豊津村生まれ。1924(大正13)年、最初の小説『牢獄の半日』が「文芸戦線」に掲載。この短編はさして話題にのぼらなかったが、1925年に『淫売婦』、1926年に『セメント樽の中の手紙』が、同じく「文芸戦線」に掲載され、一躍注目されるようになった。さらに長編『海に生くる人々』を発表。日本プロレタリア文学の記念碑的な傑作と絶賛された。![]() |
底本データ
底本: | 海に生くる人々 |
出版社: | 岩波文庫、岩波書店 |
初版発行日: | 1950(昭和25)年8月10日、1971(昭和46)年11月16日第12刷改版 |
入力に使用: | 1986(昭和61)年7月16日第20刷 |
底本の親本: | 葉山嘉樹全集 |
出版社: | 改造社 |
初版発行日: | 1933(昭和8)年発行 |
工作員データ
入力: | 大野裕 |
校正: | かとうかおり |