図書カード:奈々子

作品名: 奈々子
作品名読み: ななこ
著者名:
伊藤 左千夫 

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作品データ

分類: NDC 913
作品について: 可愛い盛りの我が子を亡くした父親の気持ちを綴った作品。主人公は赤ん坊が生まれた喜びの最中、可愛い盛りの幼子を事故で失い悲観にくれる。作者は、この作品を「アララギ」に発表(9月)した1909(明治42)年5月、八女の生まれた九日後に七女 七枝を庭先の池での事故で亡くした。同じ年の11月には同じく「アララギ」に「吾児がおくつき」という歌を発表している。(大野晋)
文字遣い種別: 新字新仮名
備考:

作家データ

分類: 著者
作家名: 伊藤 左千夫
作家名読み: いとう さちお
ローマ字表記: Ito Sachio
生年: 1864-09-18
没年: 1913-07-30
人物について: 1864年9月18日上総国武射郡殿台村に生まれる。本名幸次郎。1898年、新聞『日本』に「非新自讃歌論」を発表し、正岡子規に認められる。1905年、小説の処女作『野菊の墓』を「ホトトギス」に発表。その後、『隣の嫁』『春の潮』『分家』などを発表。1913年7月30日、脳溢血のため逝去。
wikipediaアイコン伊藤左千夫

底本データ

底本: 野菊の墓
出版社: 集英社文庫、集英社
初版発行日: 1977(昭和52)年9月20日
入力に使用: 1981(昭和56)年6月15日第4刷

工作員データ

入力: 大野晋
校正: 大西敦子