図書カード:日蔭の街

作品名: 日蔭の街
作品名読み: ひかげのまち
著者名:
松本 泰 

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作品データ

分類: NDC 913
初出: 「探偵文藝 第二巻第一、二、四号」奎運社、1926(大正15)年1、2、4月
文字遣い種別: 新字新仮名
備考: この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ

分類: 著者
作家名: 松本 泰
作家名読み: まつもと たい
ローマ字表記: Matsumoto Tai
生年: 1887-02-22
没年: 1939-04-19
人物について: 東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、イギリスに留学。そこでのちに翻訳家となる松本恵子と出会い、結婚する。帰国後、1921(大正10)年に東京の東中野に文化住宅を十軒以上建てたが、恵子が大仏次郎の縁戚であることもあり、文士の集まるサロンのようなものになった。住人に長谷川海太郎(牧逸馬・谷譲次・林不忘)や小林秀雄、田河水泡らがおり、そこは「谷戸の文化村」とも呼ばれた。1923(大正12)年に奎運社を興し、「秘密探偵雑誌」を創刊、つづいて「探偵文芸」を発行、自らの探偵小説もこれらの雑誌に発表した。「探偵文芸」では牧逸馬・城昌幸らが活躍した。現在、彼の名は江戸川乱歩の影にかくれているが、日本探偵小説の成立を見る上で看過することはできない。主要作品は「清風荘事件」「秘められたる挿話」「三つの指紋」などで、評論に「探偵小説通」がある。また訳書にユゴー「ノートルダムの傴僂男」、松本恵子との共訳で「ヂッケンズ物語全集」がある。(大久保ゆう)
wikipediaアイコン松本泰

底本データ

底本: 幻の探偵雑誌5 「探偵文藝」傑作選
出版社: 光文社文庫、光文社
初版発行日: 2001(平成13)年2月20日
入力に使用: 2001(平成13)年2月20日初版1刷
校正に使用: 2001(平成13)年2月20日初版1刷

工作員データ

入力: 川山隆
校正: 土屋隆