作品名: | もの思う葦 |
作品名読み: | ものおもうあし |
副題: | ――当りまえのことを当りまえに語る。 |
副題読み: | ――あたりまえのことをあたりまえにかたる。 |
著者名: |
太宰 治 |
作品データ
分類: | NDC 914 |
初出: | はしがき、虚栄の市、敗北の歌、或る実験報告「日本浪曼派 第一巻第六号」1935(昭和10)年8月1日 老年、難解、塵中の人、おのれの作品のよしあしをひとにたずねることに就いて「日本浪曼派 第一巻第七号」1935(昭和10)年10月1日 書簡集、兵法、In a word、病躯の文章とそのハンデキャップに就いて「日本浪曼派 第一巻第八号」1935(昭和10)年11月1日 「衰運」におくる言葉、ダス・ゲマイネに就いて、金銭について、放心について、世渡りの秘訣、緑雨、ふたたび書簡のこと「日本浪曼派 第一巻第九号」1935(昭和10)年12月1日 わが儘という事、百花撩乱主義、ソロモン王と賤民、文章「東京日日新聞 第二一三二六号」1935(昭和10)年12月14日 感謝の文学、審判、無間奈落、余談「東京日日新聞 第二一三二七号」1935(昭和10)年12月15日 Alles Oder Nichts「葦 夏号」1950(昭和25)年8月10日 葦の自戒、感想について、すらだにも、慈眼、重大のこと、敵「作品 第七巻第一号」1936(昭和11)年1月1日 健康、K君、ポオズ、絵はがき、いつわりなき申告、乱麻を焼き切る、最後のスタンドプレイ「文芸通信 第四巻第一号」1936(昭和11)年1月1日 冷酷ということについて、わがかなしみ、文章について、ふと思う、Y子、言葉の奇妙、まんざい、わが神話、最も日常茶飯事的なるもの、蟹について、わがダンディスム「文芸汎論 第六巻第一号」1936(昭和11)年1月1日 「晩年」に就いて、気がかりということに就いて、宿題「文芸雑誌 第一巻第一号」1936(昭和11)年1月1日 |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: | この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫) |
作家データ
分類: | 著者 |
作家名: | 太宰 治 |
作家名読み: | だざい おさむ |
ローマ字表記: | Dazai Osamu |
生年: | 1909-06-19 |
没年: | 1948-06-13 |
人物について: | 津軽の大地主の六男として生まれる。共産主義運動から脱落して遺書のつもりで書いた第一創作集のタイトルは「晩年」(昭和11年)という。この時太宰は27歳だった。その後太平洋戦争に向う時期から戦争末期までの困難な間も、妥協を許さない創作活動を続けた数少ない作家の一人である。戦後「斜陽」(昭和22年)は大きな反響を呼び、若い読者をひきつけた。![]() |
底本データ
底本: | 太宰治全集10 |
出版社: | ちくま文庫、筑摩書房 |
初版発行日: | 1989(平成元)年6月27日 |
入力に使用: | 1989(平成元)年6月27日第1刷 |
校正に使用: | 1996(平成8)年7月15日第3刷 |
底本の親本: | 筑摩全集類聚版太宰治全集第十巻 |
出版社: | 筑摩書房 |
初版発行日: | 1977(昭和52)年2月25日 |
工作員データ
入力: | 土屋隆 |
校正: | noriko saito |