作品名: | 孟買挿話 |
作品名読み: | ボンベイそうわ |
著者名: |
吉行 エイスケ |
作品データ
分類: | NDC 913 |
初出: | 「文芸都市」昭和4年6月号 |
作品について: | 孟買(ボンベイ)の日本人倶楽部にコケティッシュな服装であらわれたメードには、どこか見覚えがあった。 時はさかのぼりフランス、マルセーユの金羊毛酒場(トア・ズン・ドル)。「今晩おれにつきあえよ」男ことばでささやく、踊る素足の美しい、追想の女―― 孟買で再会し失われた恋の回復をこころみる、男と女のダイアローグ。 |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: |
作家データ
分類: | 著者 |
作家名: | 吉行 エイスケ |
作家名読み: | よしゆき えいすけ |
ローマ字表記: | Yoshiyuki Eisuke |
生年: | 1906-05-10 |
没年: | 1940-07-08 |
人物について: | 岡山県御津郡金川町生まれ。本名栄助。岡山一中(現:岡山朝日高校)在学中にアナーキズム、ダダイズムの影響を受け、16歳で中退。執筆を始める。17歳で安久利(あぐり)と結婚。18歳で長男・淳之介(作家)が生まれる。新興芸術派の旗手として数多くの著作を発表するが、27歳で自ら筆を絶ち、34歳の若さで亡くなった。長男の淳之介のほか、長女・和子は女優。1997(平成9)年には、妻である吉行あぐりの「梅桃が実るとき」がNHKの連続テレビ小説となり、あぐりの夫の「エイスケさん」も注目された。 (大野晋)![]() |
底本データ
底本: | 吉行エイスケ作品集 |
出版社: | 文園社 |
初版発行日: | 1997(平成9)年7月10日 |
入力に使用: | 1997(平成9)年7月10日初版 |
校正に使用: | 1997(平成9)年7月10日初版 |
底本の親本: | 吉行エイスケ作品集Ⅰ 地図に出てくる男女 |
出版社: | 冬樹社 |
初版発行日: | 1977(昭和52)年9月30日 |
工作員データ
入力: | 田辺浩昭 |
校正: | 地田尚 |