作品名: | ラ氏の笛 |
作品名読み: | ラしのふえ |
著者名: |
松永 延造 |
作品データ
分類: | NDC 913 |
作品について: | 「この地上から影を隠すという事は、結局、月の一部が虧《か》けるのと同じで、本統は何一つ失われて居ないのである」異郷の地で果てたラオチャンド(ラ氏)と「私」との短い交流を綴った佳品。(小林繁雄) |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: | この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫) |
作家データ
分類: | 著者 |
作家名: | 松永 延造 |
作家名読み: | まつなが えんぞう |
ローマ字表記: | Matsunaga Enzo |
生年: | 1895-04-26 |
没年: | 1938-11-20 |
人物について: | まつなが・えんぞう 1895~1938 横浜の県下屈指の材木商に生まれる。小学校二年生の時脊髄カリエスにかかり、以後その病に苦しめられる。松葉杖をつきながら横浜商業に入学する。在学中、「白樺」を通じてトルストイを知り、その思想に感銘する。後ドストエフスキーの影響も受けた。長編に『夢を喰ふ人』がある。(小林繁雄)![]() |
底本データ
底本: | 日本文學全集70 |
出版社: | 新潮社 |
初版発行日: | 1964(昭和39)年11月20日 |
工作員データ
入力: | 伊藤時也 |
校正: | 小林繁雄 |