図書カード:最後の胡弓弾き

作品名: 最後の胡弓弾き
作品名読み: さいごのこきゅうひき
著者名:
新美 南吉 

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作品データ

分類: NDC K913
初出: 「哈爾賓日日新聞」1939(昭和14)年5月17日~5月27日
文字遣い種別: 新字新仮名
備考: この作品の「胡弓」は、中国の楽器ではなく、和楽器である。和楽器では唯一の擦弦(弓で弦をこする)楽器で、江戸時代初期の出現といわれる。形状は三味線によく似ているが、棹がずっと短く、胴に足(チェロのエンドピンのようなもの)がついている。三弦だけでなく四弦のものもあり、胴自体も最初のうちは丸いものが普通だったという。皮はやはりねこ皮を用い、長さ約1メートルの紫檀もしくは竹製の弓には馬の尻尾の毛をゆるく張る。演奏時には、楽器を両膝の間に置き、直立させて弾く。(浜野智)
この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ

分類: 著者
作家名: 新美 南吉
作家名読み: にいみ なんきち
ローマ字表記: Niimi Nankichi
生年: 1913-07-30
没年: 1943-03-22
人物について: 愛知県出身。18歳で上京し、北原白秋の門下で童謡誌『チチノキ』の同人に。ついで、鈴木三重吉主宰の『赤い鳥』に童話作品を次々に発表。しかし、在京中に病に倒れ、帰郷後、わずか29歳で没した。
wikipediaアイコン新美南吉

底本データ

底本: 新美南吉童話集
出版社: 岩波文庫、岩波書店
初版発行日: 1996(平成8)年7月16日
入力に使用: 1997(平成9)年7月15日第2刷
校正に使用: 1997(平成9)年7月15日第2刷
底本の親本: 校定 新美南吉全集第三巻
出版社: 大日本図書
初版発行日: 1980(昭和55)年7月31日

工作員データ

入力: 浜野智
校正: 浜野智