作品名: | 義猴記 |
作品名読み: | ぎこうき |
著者名: |
田中 貢太郎 |
作品データ
分類: | NDC 913 923 |
作品について: | 主人を毒殺された猿がとった意外な行動を書いた奇談。田中貢太郎・著「日本怪談全集」に収録されている『猿の話』という作品のうちの一話が、この『義猴記』と同じ文章になっているが、そこで田中貢太郎は、出典を「奇説排悶録」であるとしている。なお、中国の古典に詳しい方に、この話について尋ねたところ、清の時代の※[#「衣+者」、第3水準1-91-82人獲(ちょじんかく)の著した「堅瓠余集」に、「聞耳略」からの引用として、『義猴』という題で同じ話が掲載されていると教えていただいた。(Hiroshi_O) |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: | この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫) |
作家データ
分類: | 著者 |
作家名: | 田中 貢太郎 |
作家名読み: | たなか こうたろう |
ローマ字表記: | Tanaka Kotaro |
生年: | 1880-03-02 |
没年: | 1941-02-01 |
人物について: | 高知市生まれ。小説家、随筆家。漢学塾に学び、代用教員、高知実業新聞社の記者を経たのち上京。大町桂月、田山花袋、田岡嶺雲に師事。明治四十二年、嶺雲の『明治叛臣伝』の執筆に協力したのを機会に、やがて『中央公論』の「説苑(ぜいえん)」欄に情話物、怪談話などを掲載するようになる。作品は紀行文・随想、情話物、怪談・奇談などからなり、代表作には『田中貢太郎見聞録』『旋風時代』『日本怪談全集』『支那怪談全集』などがあげられる。![]() |
底本データ
底本: | 中国の怪談(二) |
出版社: | 河出文庫、河出書房新社 |
初版発行日: | 1987(昭和62)年8月4日 |
入力に使用: | 1987(昭和62)年8月4日初版 |
校正に使用: | 1987(昭和62)年8月4日初版 |
底本の親本: | 支那怪談全集 |
出版社: | 桃源社 |
初版発行日: | 1970(昭和45)年11月30日 |
工作員データ
入力: | Hiroshi_O |
校正: | noriko saito |