作品名: | 父の墓 |
作品名読み: | ちちのはか |
著者名: |
田山 花袋 |
作品データ
分類: | NDC 914 |
初出: | 「趣味 第4巻第4号」易風社、1909(明治42)年 |
作品について: | 作者花袋が、30歳代の後半の折りに、遠く九州の地を訪れた時の随想。父も同じ年代で、賑やかな場所とは言い難い熊本八代の地に眠っていた。栃木県邑楽郡館林町(現在の群馬県館林市)の留守家族の間には、父の死の名誉と、反面それがもたらした理不尽さ、悲しみや苦しみが広がり、それらを世代に渡って心の裡に仕舞い込んでゆかざるをえない様が短文の中に記述される。誰もが密かに感じている人生の一面が衝かれ、作者の父への思慕や人生観が伝わるようである。(那の津散人) |
文字遣い種別: | 新字旧仮名 |
備考: |
作家データ
分類: | 著者 |
作家名: | 田山 花袋 |
作家名読み: | たやま かたい |
ローマ字表記: | Tayama Katai |
生年: | 1872-01-22 |
没年: | 1930-05-13 |
人物について: | ![]() |
底本データ
底本: | ふるさと文学館 第五〇巻 【熊本】 |
出版社: | ぎょうせい |
初版発行日: | 1993(平成5)年9月15日 |
入力に使用: | 1993(平成5)年9月15日初版 |
校正に使用: | 1993(平成5)年9月15日初版 |
底本の親本: | 趣味 第4巻4号 |
出版社: | 易風社 |
初版発行日: | 1909(明治42)年 |
工作員データ
入力: | 林田清明 |
校正: | 鈴木厚司 |