作品名: | 業苦 |
作品名読み: | ごうく |
著者名: |
嘉村 礒多 |
作品データ
分類: | NDC 913 |
作品について: | 圭一郎は妻子を捨てて、千登世と上京してきた。酒新聞社にようやくのこと就職できたが、収入は少なく千登世が夜中まで裁縫の内職をしてやっと生活している。千登世の痩せ細った裸体を見て涙するが、一方国に残してきた幼い息子の事を思い出して、暗澹たる気持ちになるのだった。嘉村礒多の処女作。1928(昭和3)年1月「不同調」に発表。(小林繁雄) |
文字遣い種別: | 旧字旧仮名 |
備考: | この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫) |
作家データ
分類: | 著者 |
作家名: | 嘉村 礒多 |
作家名読み: | かむら いそた |
ローマ字表記: | Kamura Isota |
生年: | 1897-12-15 |
没年: | 1933-11-30 |
人物について: | 山口県吉敷郡の富裕な農家の長男として生まれる。読書を通じて安倍能成の影響を受ける。初めの結婚に失望し、別の女性と駆け落ちして上京、新聞社に勤めながら小説を書き続けた。処女作「業苦」以下、特異な私小説家として認められた。(小林繁雄)![]() |
底本データ
底本: | 日本文學全集 34 梶井基次郎 嘉村礒多 中島敦集 |
出版社: | 新潮社 |
初版発行日: | 1962(昭和37)年4月20日 |
工作員データ
入力: | 伊藤時也 |
校正: | 小林繁雄 |