図書カード:「味の素」発明の動機

作品名: 「味の素」発明の動機
作品名読み: あじのもとはつめいのどうき
著者名:
池田 菊苗 

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作品データ

分類: NDC 588
初出: 「人生化学」龜高徳平著、丁未出版社、1933(昭和8)年3月
文字遣い種別: 新字旧仮名
備考:

作家データ

分類: 著者
作家名: 池田 菊苗
作家名読み: いけだ きくなえ
ローマ字表記: Ikeda Kikunae
生年: 1864
没年: 1936-05-03
人物について: 元治元年、京都に父池田春苗の次男に生まれる。幼名完二郎。 1896(明治29)年、帝国大学理科大学助教授となる。 1899(明治32)年7月、ドイツライプチヒ大学のオストワルド教授の研究室に1年半滞在する。帰国後、東京帝国大学理科大学教授に任ぜられる。 1917(大正6)年、財団法人理化学研究所の創立に参加し化学部長となる。 1936(昭和11)年、腸閉塞のため急逝。雑司ヶ谷霊園に埋葬される。
氏は調味料「味の素」の発明で有名だが、その特許は1908(明治41)年7月取得の「グルタミン酸塩を主成分とする調味料製造法」である。片山正夫の追想文「池田菊苗先生の思出」によると、後年理化学研究所の同僚となる鈴木梅太郎は「池田さんの仕事は自分の方でやるべき性質のものであるが、洒落では無いがうまくやられた。グルタミン酸はなめた事はあるが、塩はなめなかつた」と話したらしい。(小林 徹)
wikipediaアイコン池田菊苗

底本データ

底本: 池田菊苗博士追憶録
出版社: 池田菊苗博士追憶会
初版発行日: 1956(昭和31)年10月1日
入力に使用: 1956(昭和31)年10月1日
校正に使用: 1956(昭和31)年10月1日
備考: 非売品

工作員データ

入力: 小林徹
入力: 小林聡美
校正: 富田倫生