図書カード:秋の瞳

作品名: 秋の瞳
作品名読み: あきのひとみ
著者名:
八木 重吉 

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作品データ

分類: NDC 911
作品について: 八木重吉の処女詩集。1922(大正11)年7月の結婚を機に、詩作に専心しはじめた著者は、稿を編んで手作りの詩集にまとめていく。手書きした画用紙は、夫人の手によって「色とりどりのリボンで綴じ」られた(田中清光「解説 魂の声の表出へ――『秋の瞳』の前後」、ちくま文庫『八木重吉全詩集1』所収)。以来、1924(大正13)年秋までにまとめた千篇から、117篇を選び、推敲を重ねて本書が編まれた。平明な言葉で、〈若さ〉という難敵との格闘の跡が綴られている。
文字遣い種別: 新字旧仮名
備考:

作家データ

分類: 著者
作家名: 八木 重吉
作家名読み: やぎ じゅうきち
ローマ字表記: Yagi Jukichi
生年: 1898-02-09
没年: 1927-10-26
人物について: 早世の詩人。1898(明治31)2月9日、東京府南多摩郡堺村(現在の町田市)に生まれ、東京高等師範学校に進む。在学中、受洗。卒業後、兵庫県御影師範の英語教師となる。24歳で、17歳の島田とみと結婚。この頃から、詩作に集中し、自らの信仰を確かめる。1925(大正14)年、第一詩集『秋の瞳』刊行。以降、詩誌に作品を寄せるようになるが、1926年、結核を得て病臥。病の床で第二詩集『貧しき信徒』を編むも、翌1927(昭和2)年10月26日、刊行を見ぬまま他界。『貧しき信徒』は翌年、出版された。
wikipediaアイコン八木重吉

底本データ

底本: 八木重吉全詩集1
出版社: ちくま文庫、筑摩書房
初版発行日: 1988(昭和63)年8月30日
入力に使用: 1997(平成9)年6月25日第4刷
底本の親本: 八木重吉全集
出版社: 筑摩書房
初版発行日: 1982(昭和57)年9月

工作員データ

入力: j.utiyama
校正: 富田倫生