作品名: | デカルト哲学について |
作品名読み: | デカルトてつがくについて |
著者名: |
西田 幾多郎 |
作品データ
分類: | NDC 135 |
作品について: | 昭和十九年七月の「思想」に発表後、「哲学論文集第六」に収められた論考。全集には十一巻に収録。 「絶対矛盾的自己同一」を執筆後、自分の哲学のスタンスを明確に示すために、デカルト批判を主軸に西洋近代哲学について論じたもの。 |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: |
作家データ
分類: | 著者 |
作家名: | 西田 幾多郎 |
作家名読み: | にしだ きたろう |
ローマ字表記: | Nishida Kitaro |
生年: | 1870-06-17 |
没年: | 1945-06-07 |
人物について: | 石川県生まれ。1896(明治29)年に金沢の第四高等学校講師、次いで教授となった。1911年(明治44)に発表した「善の研究」で、その西洋哲学と充分比肩しうる独創性で日本の思想界に衝撃を与える。その後も西田は「善の研究」の〈純粋経験〉の立場に長年にわたり厳しい批判を重ね、ついに〈場所の論理〉に到達する。その後、マルクス主義の台頭を睨みつつ〈歴史的現実世界〉の問題と取り組み、〈場所〉を〈弁証法的世界〉として具体化し、〈絶対矛盾的自己同一的世界の自己限定〉として〈歴史的実在〉の世界をとらえる立場を展開した。 近年になって脱構築の流れに乗って世界的な再評価が進んでいる哲学家の一人である。(nns) ![]() |
底本データ
底本: | 西田幾多郎哲学論集Ⅲ 自覚について |
出版社: | 岩波文庫、岩波書店 |
初版発行日: | 1989(平成元)年12月18日 |
入力に使用: | |
校正に使用: | 1989(平成元)年12月18日第1刷 |
工作員データ
入力: | nns |
校正: | 土屋隆 |