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手紙

慶応二年十一月二十日 寺田屋お登勢あて

坂本龍馬




何かお咄しハ妻より申上べく、来年ハ上京致し候まゝ御目にかゝり候。

龍子が老母元より御家計の御セ話ニ候。猶よろしくおしかり被下度、実ニヘチヤクチヤ(分)りかね候人なれバ、実に御気のどくニ存候。早々。

十一月廿日

おとせさま

取巻のヌケ

参らセ申






底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社

   2003(平成15)年12月10日第1刷発行

   2008(平成20)年9月19日第7刷発行

※底本手紙の写真のキャプションに、(京都府立総合資料館蔵 京都府京都文化博物館管理)とあります。

※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。

※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。

入力:Yanajin33

校正:Hanren

2010年7月28日作成

2011年6月17日修正

青空文庫作成ファイル:

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