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手紙

慶応三年八月十六日 陸奥宗光あて

坂本龍馬




彼吉田の千両を以て、家を御求の御論おもしろ(面白)そふなれども、是必、前門の虎は退ぞけしに後門の狼の入り来り候咄しならんか。はたして大兄ニも御見付ハ無キ事と奉察候。草々、奉早々頓首。

十六日

陸奥大先生






底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社

   2003(平成15)年12月10日第1刷発行

   2008(平成20)年9月19日第7刷発行

※底本本文の末尾に、(佐々木高行日記)とあります。

※底本手紙の写真のキャプションに、(東京 飯田家蔵)とあります。

※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。

※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。

入力:Yanajin33

校正:Hanren

2010年7月28日作成

2011年6月17日修正

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