戻る

続 手紙

坂本春猪あて(推定、慶応二年秋、二十四日)

坂本龍馬




つば(鍔)肥前より送りくれ候ものにて、余程品よろしくと段々申もの御座候。江戸などにてハ古道具やなどほしがり申候なり。何卒御養子のこし(腰)ニ止り候よふ、希入候。

此頃、外国のおしろいと申もの御座候。

近々の内、さしあげ申候間、したゝか御ぬり被成たく存候。御まちなさるべく候。かしこ。

廿四日
龍馬

春猪御前






底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社

   2003(平成15)年12月10日第1刷発行

   2008(平成20)年9月19日第7刷発行

※底本手紙写真のキャプションに、(高知県立歴史民俗資料館蔵)とあります。

※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。

※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。

入力:Yanajin33

校正:Hanren

2010年11月11日作成

青空文庫作成ファイル:

このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。





●表記について



●図書カード