ダークモード
戻る
続 手紙
高松太郎あて(推定、慶応三年七月二十五日)
坂本龍馬
舌代
一、大極丸の水夫、人を殺し候由。此事ハ西郷より申来リ候ニ付、小弟宜しく引合致し置候。此度毛利、望月が下坂致し候ニ付、諸事頼置候。何のわけも無事なるべしと奉
レ
存候。
一、昨日ハ御書拝見又別紙ニも大坂の町ぶれなど
|
|
より送りくれ候ニ付、其御地の御もよふ
能
(
(よく)
)
わかり申候。
一、大極丸此頃荷物積込などもすみ候よし。然レバ彼
西村
(
(大坂役人)
)
源吉方へ頼置
候フラフ
(
(旗カ)
)
御受取被
レ
成、御引替
可
レ
被
レ
成
(
(なさるべく)
)
候。此儀ハ別紙松井周助兄まで送り申候間、御そふだん可
レ
被
レ
下候。
廿五日
龍馬
太郎殿
底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日第1刷発行
2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙写真のキャプションに、(京都 霊山歴史館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年11月11日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、
青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)
で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
●表記について
このファイルは W3C 勧告 XHTML1.1 にそった形式で作成されています。
●図書カード