戻る

二十二年

李箱




前後左右を除く唯一の痕跡に於ける

翼段不逝 目大不覩

胖矮小形の神の眼前に我は落傷した故事を有つ。

 ┌──┐    ┌──┐

 │  │    │  │

 │ ←┘    └→ │

 └──────────┘

(臓腑 其者は浸水された畜舎とは異るものであらうか)






底本:「李箱作品集成」作品社

   2006(平成18)年9月15日第1刷発行

底本の親本:「朝鮮と建築 第十一集第七号」朝鮮建築会

   1932(昭和7)年7月

初出:「朝鮮と建築 第十一集第七号」朝鮮建築会

   1932(昭和7)年7月

※底本は横組みです。

入力:坂本真一

校正:春日井ひとし

2017年12月26日作成

青空文庫作成ファイル:

このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。





●表記について



●図書カード