幼き恋は
寸燐の軸木
燃えてしまへば
あるまいものを
寐覚めの囁きは
燃えた燐だつた
また燃える時が
ありませうか
アルコールのやうな夕暮に
二人は再びあひました
||圧搾酸素でもてゝゐる
恋とはどんなものですか
その実今は平凡ですが
たつたこなひだ燃えた日の
印象が二人を一緒に引きずつてます
何の方へです
||ソーセーヂが
紫色に腐れました
||多分「話の種」の方へでせう
●表記について
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